オニテンの読書会

文化・民俗や、オススメ本の紹介、思ったことも書きます。

研究と生活

子どもの名前を決定するまでー名前コンプレックスとの対話

昨年の3月に娘が誕生し、人生初めての名付けを経験いたしました。それは貴重な体験なのですが、それと同時に、自分のセンスを他人に(特に友人・親族に)問われるという極限の状況を経験し、考えたことを書いていきたいと思います。 《目次》 まず、わたしの…

アカデミックを「やめる」のではなく、アカデミックに生きてほしい

わたしのブログには、学振DCを目指す大学院生が多く訪れてくれています。そんな中、時折あるのが、学振DCに落ちた院生の方のアクセスです。 《目次》 ●よくある喝破について思うこと ●アカデミックをやめるのではなく ●自分の経験として (2019/11/20 追記)「…

読み書き障害(ディスレクシア)生徒に対する英語学習方法について

現在は、わたしは中高生を対象に英語を教えています。読み書き障害(ディスレクシア、Dyslexia)の生徒を受け持っており、英語を一緒に勉強しています。彼は中学3年生で、ディスレクシアのほかに、精神年齢が実年齢に比べ、幼いだけでなく、幼少期の体験から…

子育てブログなんて誰が読むのかと、あの時の私は思っていた。

インターネット上には、子育てブログ、子育てマンガ、ママタレントのインタビューなどなど、子育てに関する情報が本当に多いですよね。正直、1年ほど前のわたしは、誰がこんな記事読むんだ、なんて思っていたものですが、今は違います。 「ふむふむ、わかる…

70歳になる父から届く猫の写真が控えめに言って最高ーマルとオトの、兄妹物語ー

わたしの実家には、8匹のネコがいます。そのネコたちは皆、野良ネコだったり、保護されたネコで、父母の違うネコたちが仲良く暮らしているのです。 今回は、その中でも、昨年6月にわたしが拾った子ネコのオトと、そのオトの面倒を見るお兄ちゃんネコのマルの…

英語を学ぶわたしを奮い立たせてくれた、日本語をマスターした外国人の言葉たち。

わたしは、趣味で英検1級をとりました。一応、日本では、英語上級者ということになりますが、この受験には、わたしの大きなコンプレックスが原動力になったのです、それは、友人や知り合いにびっくりするぐらい日本語がうまい外国人が多い!! ナミの巧さで…

英検1級二次対策のスピーチを攻略 ー2週間で、ギリギリ間に合う方法をご紹介ー

この記事は、英検1級の二次面接(2分間スピーチ)に向けての準備方法について、書いております。とくに、一次試験に合格して、まったく準備していないよ、二週間しか時間がないよ!!っていう方を対象にしております。 二次試験の対策に自信がない方でも、し…

やりなおし英語では、すぐに英会話学校に行かないで!!

わたしは、20代後半から英語の勉強をやり直し、3年後に英検1級を取ることができました。それにより、ドイツやシンガポールなど、ハーバード大学やオックスフォード大学で博士号をとっているような世界的なエリート達と出会い、交流することができるようにな…

学振(DC1)に落ちた時に、するべきこと。

この記事を読んでいる方は、日本学術振興会特別研究員(DC1)を申し込んだ、もしく、申し込もうか迷っている方だと思います。申請してから、結果が出るまで約半年、心身ともに疲弊している方もいらっしゃるかもしれません。 今回の記事では、もしも、学振(D…

文学部で学ぶということ。

わたしのような人間が「文学部」というものを語る資格があるのかわかりませんが、消えゆく文系学部に属していた人間として、そして文学部という魔窟に10年もいた人間として、少し書きたいと思います。これから文学部に進学しようか迷っている高校生や、進路…

わたしに、文学部進学を決心させた本たち。 高校時代に出会った7冊をご紹介!

現在、文学部不要論が唱えられています。文系学部は、縮小され、理系学部が拡充されていくことになるのは、もう止められない、時代の流れなのだと思います。 同じような不要論を考えますと、部活不要論、そして結婚不要論まで、存在しています。「文学部がな…

わたしの読書習慣 時間がないあなたに「読書トーナメント」のススメ

わたしは、月に15〜20冊ほど本(学術書や小説)を購入します。積読もありますので、月の読書量は10冊程度になっています。 わたしは、速読ができないので、本を読む時間を特別に作らなければなりません。 20代中頃の2年間は、毎日1冊読むという荒行をしてい…

欧米人との読書会に参加して、気づいたこと。

みなさんは読書会に参加したことはありますか?読書会に参加すると自分の読み方と、ひとの読み方の違いに気づくことがあります。今回の記事では、わたしが欧米人の方々との読書会を経験し、気づいたことを書いていきます。 【目次】 読書会の流れ 読書メモの…

書き込む派の読書好きのための鉛筆、ファーバーカステル・パーフェクトペンシル

みなさんは、読書する際、本に線を引いたり、コメントを書き込んだりしますか?わたしは、ガシガシ書いてしまうタイプの読書好きです。読書は、場所を選ばずにできる趣味ですが、書き込むとなると文房具選びが重要になりますよね。 できれば、書いたものも消…

万年筆に最適なノートを調査!! アピカ・ライフ・ツバメノート・ロディア・モレスキン・MDノート…etc

万年筆を使う方にとって、ノートの購入は、裏にじみやインクののりなど、気になることが多く、ついつい「いつもの」ノートを買ってしまいます。しかし、そのノートが本当に万年筆に最適なノートなのか、やはり色々なノートを使ってみなければわからないです…

わたしの読書ノートの選び方。アピカ・ライフ・ツバメノートを比較して

みなさんは、ノートに読んだ本を記録していますか?わたしは、5年ほど前からですが、読書ノートを作るようになりました。わたしは、読書ノートに、内容をそのまま書き取ったり、コメントや感想を書いたりしてます。 今回の記事では、わたしの読書習慣である…

無職のとき、楽しかった10のこと。 

わたしは、26歳から27歳の1年間、完全に無職でした。日雇いのアルバイトさえしませんでした。無尽蔵に時間を使うことができる、そんな感覚を生まれて初めて体験しました。今回の記事では、無職ライフを楽しんだ経験を書きたいと思います。 無職で悩んでいる…

高校受験を失敗して 落ち込んでいる君へ。

4月になりました。入学式を終え、晴れ晴れしい気持ちで学校の門をくぐる学生もいれば、失意のどん底にいる学生も多いのではないでしょうか。 わたしは、失意のどん底でした。ずっと、行きたかった高校を受験し不合格だったからです。 しかし、第二志望の高…

めざせ学振!! かんたん特別研究員DC1採用申請の書き方 (文系院生向けです。)

特別研究員DC1採用申請について、私の経験を交えながら書かせていただきたいと思います。前回の2記事では、学振とは何か?、そして、特別研究員DC1を目指すためのスケジュール管理について書きました。 今回は、特別研究員DC1採用申請の書き方について書…

お金をもらいながら、大学院で勉強しよう!!② (学振DC1獲得 & 貸与奨学金返還免除)

前回の記事では、日本学術振興会特別研究員DC1と日本学生支援機構第一種奨学金「特に優れた業績による返還免除」の概要、そして大学院・研究室選びの条件としての獲得資金について書かせていただきました。 www.oniten-yomu-book.com 今回の記事では、奨学…

お金をもらいながら、大学院で勉強しよう!!① (学振DC1獲得 & 貸与奨学金返還免除)

昨今、奨学金返済で困っている方々がテレビ番組に取り上げられています。一般のイメージでは、《大学院生=苦学生》でしょうか? しかし、かなりの人数の院生が、奨学金の給付をうけ、勉強するには困らない程度の資金を獲得している事実は、あまり報道されて…